唸る雑記帳

うなふぃすが思った事を書き散らかす感じのやつ

電気ボンネットバス

地元川越を走る小江戸巡回バスに、新たな車両が入ったと聞いて早速乗ってきました。

バスには詳しくないので、詳細は分からないのですが、中国のバス製造元、ヤーシンのスクールバスを改造した、とのこと。

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早速撮影してみました。

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 確かに前面はボンネットバス

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しかしながら車体は大きめ、しかも両開きスライドドア。

バス自体はワンステップですが、リフトで車いすの乗降が可能で、車内前方の座席を跳ね上げて車いすスペースが確保できる模様です。

走りは静かながらも、結構加速がよくてびっくり。多分ディーゼルエンジンのバスより加速は良いです。運転手さんも慣れていないのか、30㎞/hくらいでの惰性走行から再加速するときは、結構な衝動とともに思い切りの良い加速をする場面が多々あったので、本当にパワフルなんだなと感じました。

連続航行距離は150~200km程度とのことです。機器類の詳細は分からないですが、ボンネット部分や、ワンステップにして高床となっているため、リチウムバッテリーが積みやすそうだなと思いました。

すごく感心したのは、蔵の街を社外スピーカーで「とおりゃんせ」を流していたところです。

 

県内屈指の観光地である川越の蔵の街は、土休日になると観光客がかなり増えるのですが、蔵の街の通りは市街地中心部のメインストリートで、バスの往来も非常に多いです。お店も非常に多い反面、道が狭いため、歩行者が車道にはみ出したり、横断歩道外の横断が多かったりとかなり危険。実際歩行者が直前ではみ出てきて接触しかける場面も多々あり、私も車でもバイクでも徒歩でも怖いので、普段は蔵の街は通らないようにしています。

ただでさえ車を気にしない歩行者が多い中、電気自動車は静かすぎて本当に気づきにくいと思われるところで、社外スピーカーで音楽を流してバスの存在をアピールするのは非常に有効だなと感じました。

「とおりゃんせ」という曲のチョイスも個人的に好きで、交通信号でも採用されているメロディには存在感はあれど圧迫感はなく、小江戸巡回バスが通る博物館・本丸御殿の近くにある三芳野神社が発祥とされる歌でもあり、小江戸川越を走るバスにはふさわしいメロディだなと思います。実際このメロディでバスに気づいた人が、このバスかわいいと写真を撮っていて、宣伝効果もばっちりだなと思いました。小型のポンチョで流してもええんやで。

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日本初の電気ボンネットバスとのことなので、今後他社路線に普及していくかはわかりませんが、川越観光のオプションの一つとして、ぜひ一度乗ってみてはいかがでしょうか?

 

 

 

 

~ちなみに~

導入元を探していると、ヤーシン社のバスの輸入販売を行っているオノエンジニアリングさんがヒットしたので、社名で検索すると、中古車サイトのカーセンサーがヒット。

気になってのぞいてみると…!

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あーーーーーーーー!ボンネットバスが売りに出てるー!!!!!

 

元々、小江戸巡回バスには、ディーゼルエンジンボンネットバスもいて、青・赤・緑の3色だったと記憶していました。

新型投入で用途廃止となり、中古車として販売されているようです。

よく見ると2枚目以降の写真に導入された電気ボンネットバスが写っていて、おそらく新車導入時に入れ替わりとなったみたいですね。

一応リンクも張っておきます。

https://www.carsensor.net/usedcar/detail/VU3825084725/index.html?TRCD=200002